2017年9月29日金曜日

美容師の雇用の考え方 2017年編

前回の続きです

色々な意見があるだろうし反対意見もあると思います。
ちなみに今のシステムで練習を頑張ったら2年で髪が切れるようになる思います。

雇用していないことでスタッフを守っていないと言われそうですが、個人的な意見として本来なら店が人を雇用したら雇用することでスタッフを守っているのだから、スタッフが自ら店に利益を上げてもらわないとバランスが取れていないんだと思います。営業を雇用したら会社に利益をもたらすために新しい取引先を取ってくる…とかエンジニアを雇用したら新しいシステムを開発して会社に利益をもたらすシステムを作るように…

なのに今の美容院はスタッフを雇用して、かつサロンが広告費を出して新規客を店がスタッフに提供して売上を上げるというシステムになってしまっています。え?スタッフが新規のお客さんをやっているから売り上げが上がっている?いやいや広告費+スタッフの給与以上に毎月売り上げてくれているんですか?

この現代で広告費を10万かけたら50万売り上げが増えるような広告が美容業界にありますか?どっかのHPBはだいたい広告費=同じくらいの分のお客さんがくるって言いますよね?

このシステムって雇用されたスタッフは本当に店のために働いているのでしょうか?お店が連れて来た新規のお客様が定着してきてある程度売り上げを上げたらやめてフリーランスになったり独立したりしてしまう… 
もしかしたらお店側が損している気がするんですけどどうなんでしょうか?本当だったらスタイリストがお店の為に自分で広告出して売上を上げるべきなんではないでしょうか?(もし雇用してるなら)

アシスタントを雇用してスタイリストに育てたらそこまでにかかった費用分の売上を上げるまでお店を出れない契約にしないといけないとかじゃなんでしょうか?

僕は雇用はしないのですが時間が許す限り練習のアドバイスをします。そしてモデルを見て一緒に反省したりします。うちのアシスタントがうちでスタイリストとして育てた後はどこに行こうがお任せすると思います。一緒にいる時に店の掃除や準備、僕の仕事のヘルプしてくれている対価として僕の時間を使って練習を見ているのでそこまででお互いの利益にかなっているからです。
とある美容師がスタイリストになってちょっとしてからやめようとしたら、オーナーからお前はお店に何も残していないと言われケンカになったと聞いたのですが、僕もオーナーなので言いたい事は分かります。
けど時間は本人のものです。捕まえておきたかったらそういう縛りをつけないといけないと思います。

雇用しているから、仕事をしている時間はお店の事をやっては自分の事をやってはいけない、すなわち営業中は練習できない、モデルが出来ないなんて若い貴重なアシスタントの時間の搾取だと思っています。

というわけで雇用をするのをやめました。この先ずっといると思うスタッフがいたら雇うと思います。
注)多分都内だからこのシステムが通用していると考えているので今後地方に進出する際は雇用もしていくと思います

もちろん社会保険が欲しい、有給が欲しかったらそういう会社に行けばいいと思います。それよりも早くスタイリストになってお客さんを自分で集めて顧客を増やしていって、ある時に数日休んでも売り上げが変わらないスタイリストになったほうがよほど楽しいだろっていうのが僕の考えです。
なので早くスタイリストになりたい、とっとと技術を覚えて海外行きたいとかヘアメイクやりたい方、高校生でも良いからWEC Hairに来てみてください。


こんな事書きながらふと思い返すと僕自身がまさしく最初に働いたサロンは技術だけ覚えてさらにはヘアショーやって勝手に辞めたサイテーなアシスタントだと身をもって気づいてしまいました…
先生、今度寿司おごりに清水帰ります…

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