2014年5月4日日曜日

美容師の形

最近このブログがホームページに書くと波風立ちそうだけど、こっちならそんなに見に来ている人がいないからここに書いちゃえ的な場所になっています。

自分にあった事ある方は分かっていると思いますが、基本毒しか吐きません。
きれいごとを言うのも嫌いだし、みんなが並んでいる方向に逆らう人間です。


以下、とある場所で飲んでいた時の話(仮)


ある日、とある美容院が閉店してしまった… これはきっと安い美容院が増えてきたり、面貸しの美容院の影響だ、アシスタントを使って美容院をやっていくことが難しいのかもしれないけど自分は今まで通りのスタイルで頑張っていこう的な話が出ていまして、自分から見るとなんか色々「ん?」な話なんですよね。


一つ目の「ん?」は昔の美容院バブルを経験した人は当時と同じことをやろうとしているみたいですが、それって過去の遺産なだけでこんだけ美容院が増えた今には全く生きないんですよね。そこにしがみついているからそうやってなくなっていくんだろうよ、と。

二つ目の「ん?」はそこが閉店した理由がもし安い美容院にあるのであれば渋谷、新宿はそういう安い美容院しかないはずなんです。ですか普通の価格の美容院もあります。じゃあ違う理由でしょうよ。

で、あと求人しても人が来ないと言っているところ、これもそちらが悪いんじゃないかと。

WEC Hairは一般的に「面貸し(フリーランス)の美容師がいるサロン」なわけですが、うちのお店はオープン時に僕ともう一人のスタッフ(社員)で始めていますが、現在2014年4月には合計9名になっています。

募集しても人が来ない… というのはそこの美容院の仕事に魅力がないんじゃないのでしょうか?

今年から入ったフリーランスのスタッフはそれまで青山で仕事をしていましたが、現在週に4~5日程度しかお店に来ていませんが報酬は去年の3倍ほどになっています。今まで店のことで忙しくて夜も遅かったようですが、今では毎日のように仕事の後に遊びに行っています

もしこれ以上の条件で働ける場所があったらそちらに行くでしょうね。

僕自身は美容師として働いていていい思いをしたほうだと思っています。安い給料で働いたこともないです。
満足な給料をもらって、海外にも行ったし、いろんな人と知り合えたし、映画の撮影も行けたし、属に言うセレブの髪を担当したこともあります。

きれいごとは言いませんが夢がある仕事だとも思っていますよ。
でもきれいごとを言うオーナーの所のスタッフさんはそう思っているんですかね?
美容院はスタッフで決まるものだと思っています。

店のために働く人がいるのではなくて、働く人が満足する店を作るのがオーナーの仕事じゃないかと。
超個人主義の僕の店は自分のことを優先にしたいい意味でのわがままなスタッフばかり(スイマセン)ですけど束縛はないので満足してもらっているようですし。

何が言いたいかっていうのは美容師、美容院の形っていうのはとっくに状況が変わっているんだから同じことやってても成長は難しいと思いますよってことです。

留まるならいいけどね。自分は留まる気はさらさらございません。
あと自分はちょっと炎上してビビるような物書きではないので批判はどうぞ。