2013年6月6日木曜日

リケルメっていう選手がいてね…

ブラジルW杯出場決定しましたね!!

これはこれで嬉しいものです。
自分も営業途中でしたが恵比寿のイングリッシュパブへ行き友達と観戦しておりました。

そんな試合の感想ですが、よくもあのハンドを見逃さなかったな、という感じです。

ああいった混戦でのハンドは見逃されがちです。だいたい試合後に文句を言ってあとから尾を引く展開なりますが、むしろハンドをとったほうが珍しい。
今回は主審、線審を含めていいジャッジだったと思います。



試合のことはさておき、ちょっと昔の話ですが、2006年ころでしょうか?
アルゼンチンにリケルメという選手がいました。

中盤の底(長谷部さん的ポジション)でどっしり構えてボールを持ち回りにさばく。基本的にボールを取られない、リケルメに渡したらボールは必ず他の選手に通る。けど動かない、守備をしない。

全員が走って守るという現代サッカーにおいて古典的なプレーメーカーなので「恐竜」と呼ばれていました。

リケルメを入れたらリケルメのチームになる。
リケルメを外さないと戦術が変わらない。そんな選手です。

例えばこの間のCL決勝のバイエルン対ドルトムントはまさに全員が走って攻め、走って守る。GK以外の20名がこんなに動くかという素晴らしいゲームでした。

いい選手が多かったバイエルンが勝ち、CLの舞台経験の少ないドルトムントは後半に走り負けたような印象でしたが、ドルトムントのサッカーは今の日本代表が見習うべきスタイルだったのではないかと思ってます。

中盤にいるのはそれほど背の高い選手でなく足元のうまい選手。細かいパス。早い展開での中央突破。

来季の選手次第ですがこれからのトレンドはこれだろうなと思ってました。
バルサでもなく、スペインでもなく、ドルトムントやドイツ代表がブラジルW杯の鍵でしょうか?

そんな試合をみた2週間後のオーストラリア戦。

日本代表にみた中盤、ちょっとゴール近くでどっしり構えてボールを捌く選手。ボールを取られない安定したキープ力。
けれども何か周りとテンポが合わない感じ。

中2日の試合だったということもあり前半の終わり頃には走れなくなってしまった選手。

もちろんコンディションもあったと思いますが、ちょっとかぶってしまったんですよ。あのリケルメに。

特にサイドの選手とスピードが合わない。でファーストタッチで一気に抜きたい選手が敵のマークに困って前に進めない。
仕方なく打ったループシュートが惜しかった… それよりも良さが全く出ていない両選手。


かのリケルメは監督、選手と合わずに移籍したり、代表から外されたりしてしまいました。

まさか、まさかだと思いますが、今の日本代表にリケルメいないよなぁと考えてしまったり。
コンフェデレーションズカップが色々楽しみです。




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